増加している「ドライマウス」

緊張したときなど、よく口の中がカラカラに渇いたりすることがあります。こんなときは、水でも飲んで、口やのどを潤せば治まることがほとんどです。でも、水を飲んでも治まらず、ずっと口の中が乾燥した状態が続くのが「ドライマウス」です。

乾燥が進むと、ものが食べにくくなったり、話しにくくなったり、口の中がネバネバしたりすることもあります。また唾液の量が減るということは、口腔の自浄作用が低下し歯垢がたまりやすくなって、虫歯が増えたり、歯周病が悪化したりしやすくなります。と同時に咀嚼障害や嚥下(食べ物を飲み下すこと)障害を助長することになります。

これらの事態に陥らないようにするためにはふだんから唾液をしっかり分泌っせることが大切です。こまめな水分補給は大切で、特にタンパク質の摂取が不足している場合は気付かないうちに脱水状態になっていることも珍しくありません。

そして食べ物をよく噛む習慣をつけたりすることはもちろん、できるだけストレスをためないようにすること。ストレス状態が続くと口の中は乾きやすくなります。

こまめに水分補給! ストレスはため込まないように気を付けましょう!